自然風 植木剪定法

 

皆様はお宅の植木の剪定はどのようにされてますか?

植木屋さん任せですか。

自然のなかで育つ樹木と違い個人の庭のなかで、美しく樹木をめでるにはそれなりの

剪定が必要になってきます。ただ単に樹木をきれいに刈り込むだけの手入れを

されているとすれば、植木の本来持つ美しさはだんだんと失われていきます。

 

なぜでしょうか?植木にとっては自分の格好などはある意味どうでも良いのです。

とにかく長らく生き延びる為に大きく太く生き残りたいのです。

それには自分の葉によって、光合成を行い栄養素を作り出し、根、幹の隅々まで

栄養行き渡らせたい。

 

そのためには樹木頂上付近に葉を出来る限り密生させ太陽の光を受ける。

そうすると下の枝葉には太陽光線が当たらなくなります。当然の結果として

下の枝葉は枯れ上がってくるし、枯れ枝は醜く残ったままになります。

 

それをそうなる前に人間の手により樹木全体に太陽光線が当たるように

不要な枝を剪定してやり、樹木がきれいな状態でいられるように保つ。

結果として、日光、通風も良くなり、庭全体もさっぱりし、病虫害も

付き難くしてやる。

 

そんな樹木と人間の折り合いをつける作業と思っていただいてよろしいかと思います。

すくなくとも23年に1回はそういう剪定をしたいものです。

ごく小さな刈りこみものなどには不要かと思います。

 

不要な枝

・ 徒長枝:極端に直線的に飛び出す枝

・ 立ち枝、下がり枝:主枝から真上、真下の方向に、明らかに他の枝と違う角度に伸びる。

・ 逆さ枝:枝が幹のほうに向かっている。

・ 車枝:幹の同一場所から何本も枝が出ている。(バランスを見て残す枝を決める。)

・ やご:地上部から幹の根元から生えてくる。

    平行枝:比較的近くの枝が平行に並んでいる。(形の良いほうを残す。)

 

以上、簡単に選定方法を解説してみました。